満月散歩

  1. 神山まるごと高専

    桜が満開である。桜と言えば神山。枝垂桜が有名で神山町の隅から隅まで咲くこの桜を追いかけて多くの人が訪れている。この樹は多分大きいもので30年くらいではないだろうか。勢いよく花を咲かせている。ここ数年は毎年この桜を見に来るのだが、たぶん日本一の桜の町と言っていいのではないだろうか。

  2. 4月

    裏のお宮の桜の花びらがひらひらと舞っている。夕方になると地面はすっかり花の絨毯となっていた。これもきれいなものである。しばらくの間眺めていたが、花の命の短さなどは感じない。潔く散り、しっかりと若い新芽も吹き出している。ピンク色から若草色に、季節はまた新しく動き出した。

  3. 春爛漫

    最近、美味しくてはまっているラーメン屋さんがある。きのうの昼も足を運んだのだが、食事中に風がスーッと入ってくるのに気付いた。南の窓が大きく開けてあるのが分かった。このご時世換気というのもあるのだろうが、その風が何とも言えず心地いいのである。ほんの少し冷たさも感じるのだが、まさしく春の風である。

  4. 奈良岡朋子さん

    俳優の奈良岡朋子さんが亡くなった。大好きな俳優さんだった。鼻濁音のきれいなしゃべりがたまらなく好きだった。舞台俳優さんだが、テレビ映画では名わき役として活躍されていた。あの話し方を耳にすると何とも言えず心地よく落ち着く。残念だが93歳と聞けば、当然のことである。しょうがないなと諦めざるを得ない。

  5. イタドリ

    イタドリの記事が載っていた。春の山菜で、若葉をもんで傷口に付けると痛みが和らぐから「イタドリ」と言うらしい。そんなことは初めて知った。徳島では「すかんぽ」と言うみたいである。このイタドリの思い出は多く。私たちの同世代は懐かしくて涙が出るほどだと思うといえばちょっと言い過ぎか。

  6. 花冷え

    桜がきれいに咲いている。弊社裏の神社の桜もほぼ満開であるが、雨がシトシト降っているためか人の気配はない。しかし毎年のことながら見事である。北裏にあるトイレに行くときはこの桜の横を通るのだからトイレの度に花を見ることになる。基本的に男子トイレなので、中で仕事をする女性陣に「きれいだよ」と声を掛ける。

  7. 桜の便りが届く。生まれ育った故郷の桜の写真がLINEにのって運ばれてくる。親戚から友達からのたくさんの写真である。昔道路拡張工事で全く勢いがなくなってしまったこの桜は、その後みんなの協力もあって見事に復活と言いたいところだが、いかんせん小さくなってしまった。

  8. 彼岸の中日

    今日は彼岸の中日である。形だけの墓参りは一応済ましたが、両親をはじめとするたくさんの大切な人たちの供養ができていない。今は仕事が忙しく、年度末というのもあるのだろうが、以前より体が動くようになってきたから、わざと自分に仕事を科しているのかもしれない。時間が足りなくて困る状態が続いている。

  9. 難しい

    物事の真意、思いを伝えることは難しい。自身が本当に精一杯したかどうかには疑問が残るものの、理解されなくても何の後悔もないが、伝えることの難しさはなかなか難儀なものである。「精一杯やったんだから」の達成感だけで満足していてはいけない。

  10. 春の香り

    相変わらず忙しい日曜日である。熊本に行っていたメンバーも無事帰ってきた。1日の休みでは疲れも取れないだろうが、まぁよろしくとしか言えない。ぷーんと匂ってくるものがある。これは木の実の香りであるが、いい匂いではない。しかし春の香りとして私の記憶に残っている。

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