9.102023
コオロギが鳴いている。少し表現がおかしい、鳴く?羽根をこすり合わせて音を出しているはずなのにその表現はおかしい。しかし「こすり合わせている」というのもおかしい。いやいや、屁理屈をこねるのはやめ素直に「鳴く」にしよう。国内にコオロギの種類が数種類いるというのには全くの初耳である。コオロギは一種類だけだと思っていたから驚きである。十数年前から難聴で虫の声が聞こえなくなって久しい。鈴虫などは全く聞こえない。夜長の虫たちの騒がしさも忘れて久しい。しかしコオロギの声だけは聞こえる。「コロ、コロ、コロ」そんな表現でいいのかな?。そんななか「ツヅレサセコオロギ」という種類がいるらしい。「肩刺せ、裾刺せ、綴れ刺せ」と冬支度をせかすように鳴くことからその名が付いた。綴れとは、継ぎ合わせた衣のことと朝刊の解説付である。面白い。子どものころ、落ち葉を少し足で蹴ってもたくさんのコオロギが飛び出してきたものだったが、さて今でもそうなのかなぁ。秋が待ち遠しい。
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