8.12023
早朝、あまりの蒸し暑さに外に出てみると風がきもちいい。4時半、まだ暗く空には真黒な雲が垂れこめ夜明けの遅さを手助けしているようだ。5月、6月の頃はすっかり夜が明けている時間である。かなり日も短くなっているようだ。我が家の庭には夜から早朝にかけてクマゼミは一匹もいない。どこに帰っていくのだろう、どこで夜は過ごしているのだろう。昼にはあんなにジャージャーと喧しいのに・・・などと突拍子もないことを考えながら新聞の配達をまだか、まだかと待っている。バイクの音は聞こえるがなかなかこちらにやって来ない。「5時では遅いんだよ!」少し腹立たしい夏の朝。
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