4.72023
久しぶりのまとまった雨だった。夕方にそれは上がり出し、霧に包まれていた山はゆっくりと上の方に消えていく霧の中からその姿を現していく。山の色はすっかり変わっている。ピンク色から若草色一色である。いつの間に。この雨が木々の新芽を育んだのか、決してそうではないだろうが、こんなにも緑で一杯になっているとは思わなかった。ぐるりと見渡す限りすべての山がそうなのである。季節はものすごい勢いで春を駆け抜けようとしている。命の営みを一番感じる季節でもある。自分達もこの自然の息吹をいっぱい吸い込んで明日からの生活の糧としなくては。帰宅後風呂に入り一息つき、下着を半袖にしてみた。全然気持ちいい(若い人の表現を拝借)。「まだ冬の格好をしていたの」と笑わないで下さい。これで何回も失敗しているのです。これでもかというくらい暖かくならないと衣替えはしないのですが、さすがにその時が来たようです。
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