久しぶりの東京。羽田から都内の目的地まで電車で移動した。初めての経験である。今まではタクシーばかりを利用していたのだが、若い業者のH君、Mさんと行動を共にしたので「付き合ってみるか」と乗り換え3回、1時間強の時間を経験した。ハンパないくらいに疲れた。都会の人はよく歩く。自動車頼りの我々よりずっと足腰が強く元気なのだろう。やっぱり東京は人が多い。地方では人口減少を危惧する意見をよく耳にするが、このような大勢の人を目の当たりにすると、やっぱりまだまだこの限られた日本という土地には人間は多すぎるのではないかと思う。自然の生態系から見てもおかしい。人間のエゴだけで物事を判断してはいけないと思う。話が変な方向に行ってしまったが、仕事の目的は十分に果たせたし、充実した1日を過ごすことができた。帰りの電車の窓から見えるお月さんがきれいである。ビル群の間から見えるこの光景もいいものである。思わずそれを見つめる車内の都会に住む人たちの姿にホッとする。仕事で疲れて帰るその瞳に映る満月は等しく皆の心を癒してくれているのだろう。空港に到着してから帰りの機内までついに月蝕を見ることができなかったのは残念である。