幾つになろうとも、どれだけ経験を重ねようと人は弱いものである。幼いころからずーと引きずっているプレッシャー。なんて自分はこんなにもプレッシャーに弱いのだろう。今日は少し気の使う仕事にめどが立ちホッとしている。.というかものすごい解放感に浸っている。今までとんでもない仕事を引き受け、そのプレッシャーに押しつぶされそうになった経験をどれだけ積んできたことか。しかしそんなものは何の役に立たず、このような小さな仕事でもプレッシャーを感じ今日のように解放感を感じるのだから実に情けない。人は持って生まれた性格というものがあって、決して治るものではないのだろう。私は走るのが早く中学の頃から本格的に競技に参加するようになるのだが、レースの前の日からスタートの直前まで、もう心臓が飛び出るほどのプレッシャーだった。全然平気なような顔をして中身はバクバク。今も全く変わってはいない。本当に弱いのである。なんとかしなくてはと思いながら、もうとんでもない年になってしまった。開き直るにもプレッシャーが。しょうがない、せっかく親からもらった性格なのだから大切にしようなどと開き直ってみよう。