休みといってっも会社には誰かは来ているものだが、今日は本当に誰も来ていない。それはそれで寂しいものである。一日中人の気配が全く無いというのは久し振りである。とは言っても私はいつものようにセコムを解除し、扉を開け中に入ってしまうのである。これは習慣というやつで、工場は開けておかないと落ち着かないのである。昔は仕事が無く何とかしようと必死だった。どんな仕事でも引き受け、仕事があることの嬉しさを実感しながら一生懸命汗を流した頃が懐かしい。「1年中会社は開けておかないと」が信条で、いつでもお客さんが来られてもいいようにと、私はこのようにして頑張ってますという、一つのアピールだった。その習慣がいまだに抜けていないのである。今は週休二日制もしっかり守り、メリハリをつけて、体と心をケアーしながら仕事に取り組もうと皆には言っているのだが・・・毎日必ず会社を開けてしまうこの習慣は引退するまで治らないのだろう。