田植え風景を見た。もちろん機械なのだが6月の田植えは最近珍しい。ゴールデンウイークの頃にはすっかり終わっているのが普通なのだが、この光景は昔を思い出し懐かしい。私も若いころ牛を使って・・いやいやそんなに古くはない、耕運機で耕していた。親父が二反七畝と言っていたから800坪くらいか?田植えは家族総出で手で植えていた。その頃の風景、土の匂いまで鮮明に覚えているし、両親の顔も懐かしく想い出す。秋の終わりに麦の種をまき、寒い冬、霜柱一杯の畑で麦踏をさせられ「二畝」踏んだら遊びにいってもええ」とおふくろに言われ、いやいや踏みながらすぐに逃げて遊びに行ったものである。そして梅雨の前に刈り取りをし、雨を待っての田植えだった。田舎での生活も今になってみればいい思い出ばかりである。子供の頃はなんて貧しいんだろうと思っていたが、振り返ってみれば、心は豊かだったのだとつくづく思う。たくさんの思い出をありがとうと両親に言いたい!!