あれから26年が経つ。あの朝私は新聞を読んでいた。するといきなり強い揺れが来た。地震か、まあよく揺れるわ!ぐらいだったのが、なかなか揺れが収まらなず、増々強くなる。ヤバイと思い二階に上がると子供たちが震えて泣いていた。つい昨日のことの思い出す。テレビを付けると被害の状況が次々と現れ、事の重大さに驚かされたものである。至る所で火の手が上がり、高速道路は倒れ、これがすぐ近くの神戸での出来事か全く信じられなかった。折れた高速道路にかろうじて引っ掛かり助かったバス。その運転手は兄の中学の同級生でその後奇跡の運転手として人気者になったと言う。しかし神戸の復興は凄まじく人々の努力と英知には頭が下がる。天災は必ず克服できるが、福島原発の様な人災はなかなか難しく100年かかるのか1000年なのか決してオーバーな話ではない。私たちは未来の人々にこんなお土産を残していっていいものだろうか?複雑である。