朝から雨である。日曜日、雨、ゆっくり。一週間一生懸命働いて迎える日曜日、そして雨の音。あー今日は一日ゆっくり休もうと昼まで寝ていたあのころが懐かしい。日曜日、あっ雨が降ってる。目が覚める。だが「ゆっくり」などはどこへやら、4時前に目が醒めてそのままだ。年を重ねるとはこういうことだ。年齢はたくさんの喜びを奪っていく。 私は小さい頃、おばあさんっ子だった。昼から雨の降った日には、4キロ離れた家から長靴と傘をもって迎えに来てくれていた。「雨、雨、降れ降ればあさんが・・・」あのころのことをはっきり覚えている。晩年はボケも始まり汚いイメージを持ったまま私は大人になってしまったが、今は懐かしく優しいおばあさんだったと、あの頃のことを一杯想い出している。感謝!