船釣り

組合の全国大会でお世話になった人から船釣りを誘われた。空は曇天で、涼しくて気持ちいい。海の上を風を切って走る爽快感はたまらない。釣り場に着き揺れる船の上から竿を垂らす。ググっと引きがくる。小さな小さな小鯛ゲット。続いて大きな鯛があがった。実に気持ちがいい瞬間である。楽しい時間は、アッという間に過ぎ竿投了の時間がくる。たくさんの船が行き来するたびに揺れる船上でバランスをとりながら糸を巻くにはかなりの体力を要するようである。船から降りると体中が痛く、ぐっと疲労感が増してくる。家に帰ればそれは増々ひどくなり、ただただ横になるだけ。夜も楽しい思い出の夢を見ることもなく寝返りを繰り返す。朝になるとますますひどく体中が痛い。散歩なんてとんでもないことである。かなりの老体であることを実感する。次また行こうなどとは今のところ思えない。楽しかったのだが‥‥。お世話になった皆さんありがとう。

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