今日は耳の日らしい。3月3日の語呂合わせと、「3」が耳の形に似ているからだという説もあるらしい。どちらも正解だと思う。ただ3月3日は桃の節句の方が先に浮かんでしまうから、耳は毎年可哀そうな思いをしてきたのだろう。そこで今回は耳のことを書いてみようかな!私が子供の頃、父は弟の耳を指さして「ええ耳しとる、ええ耳しとる」といつも言っていた。確かにきれいな福耳であった。「僕のは?」と訊くと「んー、お前のなぁ・・・」少し間を開けて「芸術家の耳かな!」と言った。苦し紛れに言ったのは子供心にもよくわかったが、反発しなかったのも覚えている。またふっくらした弟の手を見て「ええ手しとる、お金持ちになるな」とよく言っていた。私は凄く痩せていて手のひらも、薄っぺらだった。だからこれには参加しなかった。弟はお金持ちになった。しかし私は芸術家にはならなかった。やはりあの時思ったのは本当だったのだ。やっぱり!!