4.42023
桜が満開である。桜と言えば神山。枝垂桜が有名で神山町の隅から隅まで咲くこの桜を追いかけて多くの人が訪れている。この樹は多分大きいもので30年くらいではないだろうか。勢いよく花を咲かせている。ここ数年は毎年この桜を見に来るのだが、たぶん日本一の桜の町と言っていいのではないだろうか。誰か発起人がいてそして町の人たちが賛同し一つになってこの運動を繰り広げていったのではないだろうか。それほど見事な桜、桜、桜である。その町に今度は私立の高等専門学校が4月2日に開校した。「モノをつくる力で、コトを起こす人」がテーマであるらしい。社会を変えるようなプロジェクトを立ち上げるには技術、デザイン、起業家精神の3つが不可欠。「起業」という言葉を前面に出した、日本で初めての良い意味での変わった高専である。「神山まるごと高専」とネーミングもいい。人口5000人にも満たない小さな町で2014年消滅可能性都市の一つに数えられた神山町。以前よりサテライトオフィス、アーティスト・イン・レジデンスなどで有名ではあるが、どこにこのようなエネルギー、思考力があるのだろう。この高専から将来、世界に羽ばたく立派な起業家が育っていってくれることだろう。私もう少し若ければ挑戦したのだが・・・そう思ってしまうほどの魅力的な学校である。弊社もこの校舎の看板を一式受注させて頂き、歴史に残るプロジェクトに参加できたと感謝している。しかし果たしてこのような崇高な精神で参加できたのかどうかは疑問である。まだまだ努力が足りないな!
Copyright © 株式会社マルアート All rights reserved.