今日も雨である。夜明け前の雨の音が凄く、どれ程の雨量なのか吉野川の様子を見に行った。散歩を兼ねてなのだが増水は大したことなく一安心というところ。さすが大河だけのことはある、懐が深い。80年生きてきたがこんな経験は初めてと被災地の老人が言ってたが、地球規模からいうとそれはあまりにも小さい。1889年の夏に紀伊半島で今でいう線状降水帯というのが発生し大災害があったという。バケツをひっくり返したという例えはまだやさしく、当時「破雲雨」と発表したらしい。黒い雲を破るような雨だったという。和歌山県では1200人もの人が亡くなり、住めなくなった土地を離れ沢山の人達が北海道に移住したらしい。最低でも100年1000年単位で歴史を振り返らなくてはいけないようだ。学生の頃習った歴史には災害などの内容は乏しかったように思う。しかしその内実は災害と疫病の歴史でもある。そして作物は取れず大飢饉の連続だったという。今の状況と少しも変わらないのである。心して生き抜こう!ちょっとオーバーになってしまった。