現職がやっと出馬表明をした徳島県知事選。保守系の三つ巴ならぬ四つ巴である。6期を目指す現職は大変だろう。どれだけ実績を残そうとも、どれだけ努力していようとも、人というものは飽きが来るから困る。新鮮味がなくなるということは凄いハンディを抱えるということである。あれほど愛し合った男女でも年数がたてば別れるケースも多い。それが20年、30年経った人達でもそうである。時間を経てお互いを理解しあい深めていけるはずなのに何故なのだろう。人間関係というものはそれほど難しいものなのか、単なる飽きっぽいだけなのかそこのところは分からないが。徳島には市民ホールがなく、文化においては後進県の代表格だろう。しかしそのホールも目途が立った。平成5年頃から話題になっていた懸案であり30年間の悲願でもある。それさえも振り出しに戻そうとする候補もいる。新鮮さを求める気持ちもわかる、完成間近な公約の完遂を求める気持ちもわかる。難しい選択である。今、私個人としても会社としても「地域貢献」というものを前面に押し出そうとしている最中である。徳島を良くしようとする気持ち、それは皆同じで変わらないのだろうと思う。さてどんな結果になるのやら。