息子が帰った。私も昔両親が健在だったころは、盆、正月、ゴールデンウイークには必ず帰ったものである。帰る1週間前位から楽しみで嬉しくてしょうがなっかったのを思い出す。故郷とは親がいての故郷である。親がいなくなればそれは寂しく、懐かしさも半減どころではない。帰る気力もなくなってしまうものである。最近は墓参りに何とかが精一杯である。あんなに楽しかった帰省もあっという間に過ぎていき、もう徳島に帰るのが嫌で嫌でしょうがなかったのを昨日のように思い出す。親と別れるのが辛く、わからないように夜中や早朝の3時、4時頃に帰ったものである。ある時両親に見送られ手を振られたことがあったがこれは参った。後で涙は出てどうしょうもなかった。それ以来見送りされないように変な気を使ったのも懐かしい思い出である。今は立場が変わり子供たちを迎える年になってしまった。子供たちが心落ち着く故郷にしてあげねばと思うが,果たした出来ているのだろうか?努力はしていこう。羽をやすめ心を落ち着かせ「さあ!」とまた現実の生活(戦場)に戻れる、そんな場所になれればいいのだが。