寒い、寒い。超寒いとはちょっと大げさかもしれないが、とにかく寒い一日となった。それもさることながら当然風も強い。風、我々の仕事はこれが一番の大敵かもしれない。今日も皆は苦労したんだろうなと思ってしまう。現場仕事を一番知っている自分だから解ることである。などと何と偉そうなことを言ってるんだろう。私の中で冬の間で一番つらいのは1月の1ケ月間。最近はこの1月をどう乗り切るかだけを課題にしてきた。そしてそれは寒さよりも風なのである。大型の看板はなるべく1月中は避けるようにして、許してもらえるならば2月まで待ってもらうことにしている。さあこの1月に立ち向かう心構えを今からしていかないと。これくらいの寒さで驚いていては話にならない。しかし四国などはありがたいものである。何だかんだ言いながら1年中仕事ができる。北の人たちはどのようにしているのだろうか、3ヶ月くらいは仕事にならないのだろう。以前金沢に雪の中を仕事に行ったことがあった。それはもう想像を絶する思いで、たどり着いたのだが、空はどんより曇り、雪が風の中を舞う。「寒いですねこんな日は」と尋ねると「いやぁ冬の間は毎日こんなんですよ。お日様なんて出ませんよ」。「いやぁ私はやっぱり徳島がいいですね、夏だったらまた来ます」「冬の北陸なんか2度と行くもんか」これは心の中で。また雪の中を苦労して帰って来たのを思い出した。