町内を車で走っていると、大きな鯉のぼりが目に入った。金属性(アルミ)のポールでなく、杉の木で、間伐材の一本ものである。枝打ち後の残る立派な木に泳ぐ鯉のぼり。風になびいて真横になって見事。昔はよく見かけた光景だが、最近はすっかり見かけなくなった。「頑張ったね、お爺ちゃん」ってとこか。 5月5日子どもの日は、1948年に制定されたらしい。私が生まれる3年前の話であるが、物心ついたころからこの日は祭日だった。4月29日天皇誕生日、5月3日憲法記念日、そして5日の今日と何の抵抗もなく飛び飛びの祭日は嬉しかった。間を詰めて全部休みにしてほしいなどと思ったことは一度もない。純情で、真っすぐな少年だった(笑)ようである。子どもの日は男の子の節句だと思っていたのだが、実は子どもの健康と母親に感謝する日というのが本来の意味らしい。こんな年になってから知ってもどうしようもないが、とりあえず感謝の気持ちを込めて手を合わそう。