いつもと同じように起き、いつもと同じように散歩して、いつもと同じように熱いお茶の飲み、椅子にもたれてホッと一息、一年を振り返る。大晦日、特別な日でありながら何も変えることなくいつもと同じように時間を過ごす。大切なことだ。人生と同じで、良い事なんかほんの一握りである。天災、人災、の繰り返し、これでもかと襲いかかってくる毎日の世の中の出来事。そんな中でちょっとだけ輝くホットなニュース。私の中での一年もそれとほぼ変わらない。辛いことが多い中、ほんの少しの良いことがびっくりするほど輝いて思えるから不思議だ。だからどんな大変な一年であっても全てイーブンである。その様にして何十年も過ごしてきたのだろう。毎年悲しい別れもたくさんあるが、新しい出会いもまた同じようにある。結婚、赤ちゃんの誕生、入学、合格と私の回りでも幸せなことが一杯あった。やっぱりイーブンだ。今年最後の一日を大切に、そして心も新たに新年を迎えよう。