満月散歩

坂本龍一

神山まるごと高専の校歌の作曲を坂本龍一に依頼していたことを知った。しかし未完成らしいがこれから遺族と相談し完成を目指すという。一日も早く新しい校歌を聞きたいものである。同い年の坂本さん。同じ時代を生きたものとして、71歳は長いのか短いのか、はたまたこんなものなのか。ただ我々凡人などとは生き様が違うのは確かである。あと2倍の寿命をもらったとしてもこのような生き方は出来ない。同じように時代を共有して生きてきたはずなのに、残してきたものがこうも違うのはどうしてなのか。才能、努力、運、などすべてが違うのは分かるが、この開きはいったい何なのか。生があれば必ず死がある。それでも生に執着して毎日を過ごす。とりあえず今のところ命にかかわる大病もなく過ごさせてもらっている。生き甲斐に感じる仕事も持っている。夢もある。運というものは私にも同じくらい備わっているのかもしれない。才能は全くないが努力することはできる。もう少し頑張ってみよう。

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