5時15分ヘッドライトを点けて河川敷へ散歩に出かける。6時15分再びヘッドライトを点けて帰る。つい何日か前のいつもの朝。しかし今帰りはライトがいらない、すっかり日が長くなっているのだ。6時20分にもなればお日様も顔を出す。真っ赤な光を浴びながら会社の門の鍵を開ける。最高の季節である。またまた東北に地震「なんで私たちばかり・・・」地元の人たちの嘆く声が聞こえてくるような気がする。地球的規模で考えれば10年くらいの感覚は余震なのかもしれない。我々も必ず来るであろう「南海地震」の心構えを強く持たねば。自然の猛威に何とか手を打とうと必死に生きている人もいれば、長い時間をかけて築いてきた大切なものを、いとも簡単に破壊してしまおうとする人達もいる。人間はなんと素晴らしくなんと愚かな生き物なのだろう。幸い大災害には至らなかったようだが、11年前の癒えない心の傷にまた刺激を与えてしまったようである。悲しいことだが前を見るしか道はない。人生とは辛いことの積み重ねのような気がする。