大相撲5月場所は大関照ノ富士の優勝で幕を閉じた。怪我と内臓疾患で序二段まで落ちての復活である。優勝決定戦になり日本人の貴景勝でなくモンゴル出身の照ノ富士を応援してしまうから不思議である。どれだけ苦労したか、厳しい世界であるからそれは尋常ではなかっただろう。どん底を見るということは人生において実に大切なことであると思う。できれば見たくはないが。私も何回どん底を見たか知れない。まぁ大したことないどん底なんだろうけど、自分にとっては死ぬか生きるかの瀬戸際である。そしてその都度這い上がってきた訳だが、この経験がなかったら今の自分は無いとこれだけは声を大きくして言える。しかしこれからも来るであろう試練に敢然と戦えるかというとそうでもない。もうこんな苦労は二度としたくないといつも思いながら、気が付けばまた戦っている自分がいるのであるが。平坦の道よりイバラの道の方が好きなのだから困る!!