満月散歩

年の瀬

もういーくつ寝るとお正月、小さいころよく歌ったものだがさすがに一週間を切った。6人兄弟で上3人と年が離れていた下の私たち3人は、都会で働く姉、兄たちが帰ってくるのが楽しみでしょうがなかった。お土産一杯の3人を親たちも満面の笑顔で出迎えた。本当に「もういーくつ寝ると」である。指折り数えてその日を待ちわびたものだ。今は正月といってもそのような特別な日でもなく、外出しても正月の風情はあまり感じられなくなった。昔は振袖の人も多く、男の着物姿もよく見かけたものである。田舎の私たちは、どこどこに○○ちゃんも帰ってきたみたいだ、また○○ん家の△△さんもといった具合にたくさんの帰省でにぎやかになっていくのが嬉しかった。懐かしい顔、顔、顔、都会で洗練されてきれいになっていく先輩を恥ずかしそうに眺める自分がいた。今は年内に決められた仕事が終わらせられるかそればかりが気になり、なんとも情けない年の瀬である。

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