朝から大雨である。バケツをひっくり返したような凄い雨にカミナリである。昔からカミナリが鳴ると梅雨明けだと言うが、さあどうだろう?聞くところによると今の若い人達はこの言い伝えを知らないようだ。若い人達に聞いてみたがやっぱり誰も知らなかった。「暑さ寒さも彼岸まで」「奈良のお水取りが終わると春が来る」「台風一過」等々はもう死語なのか。私の梅雨明けの目安はセミである。クマゼミが一斉に鳴きだすと必ず梅雨明けである。私の故郷ではクマゼミなどは幻のセミで鳴き声は聞くがなかなか見つからず、居ても高い所で届かない。昆虫採集作品にもアブラゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシばかりでクマゼミはいなかったものだ。ところが徳島はクマゼミばかりで手の届くところで鈴なりになってジージーと鳴く、やかましいのなんのって堪ったもんじゃない。そうなると暑い日差しがガンガン照りつけるようになり梅雨明けなのだ。それにこのクマゼミ、手で簡単に捕れるからびっくりだ。何が幻のセミだ!だから私はクマゼミの鳴き声を梅雨明けの目安にしたのだ。カミナリさんより絶対正確だから!!(徳島県限定)(笑)